俳句
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南瓜
赤かぼちゃ開拓小屋に人けなし 西東 三鬼
「俳諧歳時記」に
葫蘆科の蔓性一年草本にして畑に栽培す。茎葉とも粗剛にして刺毛あり、長さ数間
に及び、地に這ひ、又葉腋より巻鬚を出して他物にからむ。葉はほぼ円形乃至心臓形
にして欠刻あり。花は夏日、葉腋に大形の合弁花を開く、その黄花は瓜類中の最大な
るものなり。専ら食用に供す。栽培品種に縮緬、菊座、西京など称するものあり。
とある。
また「和漢三才図会」に
南京瓜は南京から種を得て長崎ではじめて植えた。あるいは甘埔寨瓜ともいうが、
もとは南蛮の種なのでそういうのである。
とある。
南瓜はウリ科の一年生蔓草。日本への渡来はカボチャ仲間のうちでもっとも古く
十六世紀中ごろポルトガル船によってもたらされた。江戸後期の作物栽培や育種を
記した「草木六部耕種法」に、「南瓜は最初東印度阿陳披塞国に生じたものである。
我が国に渡来したのは西瓜が渡来するよりも百年ほど前、天文年間のことで、西洋人
が船で豊後の国にやってきて、国主大友氏に種を献じた」とある。
さて、「ハローウイン」は、本来は聖夜の意味であるが、イギリスでは十月三十日の
夜、カボチャなどのウリ類をくりぬいて提灯をつくり、仮面、仮装して行列し、広場
の焚火の周りで歌ったり踊ったりして、最後に人形を燃やす。これは古いケルト人(ド
ルイド教)の祭で秋の収穫を祝い、悪い自然霊や魔女などを追い出す祭である。
アメリカに移ってからは、おもに子供の祭として賑やかに騒ぎ御馳走を食べる収穫
の祝いの行事となっていった。
杖当てて馬車にしやうか大南瓜 大堀 柊花
葫蘆(ふくべ)甘埔寨瓜(かんぼちゃ)阿陳披塞国(あかんぼちあ)
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