忍者ブログ
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[12/09 NONAME]
最新記事
最新TB
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(09/03)
(09/03)
(09/25)
(09/25)
(10/31)
[101]  [100]  [99]  [98]  [97]  [96]  [95]  [94]  [93]  [92]  [91
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  法師蝉

    法師蝉疲るるばかり読みふけり  星野 立子

   「ホトトギス新歳時記」に、
   秋風とともに鳴きはじめる。名は鳴き声からきていて、地方によっていろいろに聞きとられているが、はじめ、ジュツジュツジュツといい、つぎに、オシーツクツクと何度もゆっくり繰り返し、最後に、ツクツクボーシと三回ぐらい鳴き、ジーと尾を引くように鳴きおさめる。「筑紫恋し」と鳴くという説もある。つくづくぼふし。法師蝉。
  とある。また、
   「和漢三才図会」に、
   蟪蛄は思うに、蝉より小さくてほぼ円く、その頭は褐色で身および羽は浅青色。鳴き声は久豆久豆法師といっているように聞こえる。それでこう名づける。
  とある。
   ツクツクボウシは昆虫鋼半翅目同翅亜目セミ科に属する昆虫。体長三十ミリ内外の中形のセミで、体は細長い。胸背には、黒色の地に緑褐色の班紋がある。翅は透明。七~九月に出現するが八月後半に多く、北海道から九州にかけて分布する。オオシマゼミ、クロイワックック、イワサキゼミ、オガサワラゼミの近縁種が知られる。
  
   さて、能の曲目に「放下僧」がある。
   下野国の住人牧野小次郎(ツレ)は父の敵、利根の信俊を討つべく兄(シテ)の助勢を頼みに行く。兄は出家の身であるため一旦は断るが、小次郎の説得に折れて、結局協力することになり、兄弟は当時流行の放下と放下僧に身をやつして故郷を出立する。一方夢見の悪い信俊(ワキ)は瀬戸の三島明神に参詣の途中、二人の放下に会い、それとは知らずに二人との禅問答にうち興じる。家来(アイ)の失言でそれと気づいていた兄は、はやる弟を抑え、曲舞や鞨鼓・こきりこなどの芸づくしで相手を油断させ、隙に乗じて本懐を遂げる。放下の雑芸の面白さを中心にした曲である。
   放下とは、近世・中世に行われた巷間芸能の一つで、僧形の者が多かったので放下僧とも呼んだ。

   をちが鳴きそめこちらにも法師蝉  大堀 柊花

  法師蝉(つくつくぼふし)法師蝉(ほふしぜみ)蟪蛄(くつくつぼうし)
  放下僧(ほうかそう)下野国(しもつけのくに)曲舞(くせまい)鞨鼓(かっこ)
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
Copyright(C) No Name Ninja All Rights Reserved.  | 忍者ブログ * [PR]
 |  blogdesigned by 物見遊山